ストレスは最長の起爆剤?
ストレスというものは体に悪いと考えられる。
ストレスによって病気になったり体を壊したりすることもある。
しかし、ストレスは単に有害なだけでなく成長と適応を促す刺激にもなり得る。
負荷(ストレス)がかかることで体が「この攻撃には耐えられそうにない」と信号を送る。
そうすると、体は白脈や血圧を上げて運動機能を増幅させる。このようにして、体は前よりも強くなり回復力をアップする。
体には未来の脅威に耐えるための素晴らしいプログラムが備わっている。
ただ、負荷(ストレス)が大き過ぎたり、負荷に長期間さらされたりすると、体は適応できなくなり、体は強くなるどころか衰えてしまう。
これが俗に言う「慢性ストレス」である。
つまり、負荷がプラスに働けば体は望ましい形へと進化し、マイナスに働けばひどい損傷と被害をもたらす。
自分が耐えることのできる負荷と休息をとることで体や心は以前よりストレスに耐えることができるようになり、成長への起爆剤となる。
出典:PEAK PRFORMANCE 最強の成長術
著者:ブラッド・スタルバーグ/スティーブ・マグネス